オフィスチェアのプロがおすすめ!機能別タスクチェア7選
2021.10.08 更新

はじめに
デスクワークは同じ姿勢でいることが多く、見た目以上に疲れが溜まりやすいものです。長時間体を預けているオフィスチェアから受ける影響は大きく、選ぶ椅子によって疲労度が変わることも。たとえば肩こりや腰痛などの疲労をやわらげるには、座り心地や快適性を向上させてくれる、機能にすぐれたチェアを選ぶ必要があります。
今回は、デスクワークをサポートしてくれるオフィスチェアの機能と、機能別おすすめチェアを7つご紹介します。
機能別に見る、おすすめオフィスチェア7選
1.アームレスト(肘置き)

肩こりを予防したいとき、おすすめなのが可動式のアームレスト(肘置き・肘掛け)です。適度な位置に肘掛けを調整することで自然と腕が支えられ、肩にかかる負担を軽くします。
アームレストは、机上面の高さに合わせるのがおすすめ。腕の重さを支えるだけでなく、背筋を伸ばしやすくなり、背もたれを有効に使うことができます。水平方向にも動かせる可動肘の場合、脇が締るよう内側に肘掛を寄せると、さらに疲れにくくなります。

可動タイプのアームレストを搭載したチェアの中でも、イチオシの商品がイトーキのAct(アクトチェア)です。調節用のレバーを持ちながら自在に動かすだけのワンアクションで、肘位置が瞬時に定まります。
段階式に位置が変わる既存の可動肘とは異なり「ここ!」という位置に調整するできるので、肘当ての高さや角度が定まらないストレスからも解放されます。常に最適な肘位置をキープでき、肩まわりの疲労軽減にもピッタリのチェアです。
2.メッシュファブリック

長時間の着座で背中やお尻の蒸れが気になる方には、張地がメッシュタイプのチェアがおすすめです。メッシュ張地はクッションや布張地に比べて通気性がよく、熱がこもりにくい仕様になっています。メッシュ張地も布張地も、耐久性は大きく変わりません。
エルゴヒューマン プロはエルゴヒューマン シリーズの中でもハイエンドモデルのオフィスチェア。流線形でシャープな背面がポイントです。チェアは座がクッションのタイプとメッシュのタイプで選べますが、人気なのはメッシュタイプ。メッシュには「エラストメリックメッシュ」と「ファブリックメッシュ」の2種類があり、それぞれ肌触りや弾力に差があります。
3.ハンガー

ハンガーとは、ジャケットなどを一時的に掛けておくための機能です。上着を直接チェアに掛けて、変にシワが寄ってしまうことはありませんか?椅子に付いたハンガーを使えば、ジャケットの型くずれを防ぐことができます。
ナイキのPausa(パウザ)はライトな感覚のメッシュチェア。シンプルな機能で扱いやすく、さまざまなシーンで活躍します。パウザは背もたれの引手とは別に、ハンガーつきの仕様が選べるのも特徴です。チェアを動かす時に使用する引手は、ストールやひざ掛けをかけておくハンガーとしても使えます。
4.ランバーサポート

ランバーサポートとは腰部を支えるパーツのことで、腰痛にお悩みの方に人気があります。
人の背中の形状は本来「S字形状」です。 座ることによって背骨のS字形状が崩れ、アーチ状になり、腰や椎間板への負担が大きくなります。 すると、腰を痛める、疲れる、内臓を圧迫するなど上半身のさまざまな疲労を起こす原因となってしまいます。 このような疲労を起こさないためには、背骨を自然なS字形状に近づけることが必要です。
ランバーサポートには、S字形状のラインを保持し、背骨を本来の自然な状態に近づける役割があります。

コクヨのBezel(ベゼル)は、6本の帯がランバーサポートとして採用されたチェア。着座時の体圧の強弱に合わせ、波のような動きで6本の帯がひとつの面として機能します。また、背もたれに付いたグリップを回すことでサポートの強さを変えられます。面で支えるランバーサポートとは異なり、使う人の好みに合わせてサポート力を変えられるので、「普通のランバーサポートでは物足りない」「ランバーサポートが背中に当たって痛い」という方にもおすすめです。
5.リクライニング
長時間座りっぱなしになると、姿勢の崩れが気になりますよね。姿勢の崩れを解消するには、ランバーサポートとともにリクライニング機能が重要です。また、ずっと同じ姿勢でいると、筋肉が緊張して疲労の原因にもなってしまいます。時折、伸びやストレッチでリフレッシュするのがおすすめ。そんな時には、スムーズなリクライニングがあると便利ですよね。

ハーマンミラーのSAYL(セイルチェア)は体を伸ばすときに必要な後傾リクライニングに加えて、デスクワークをサポートする前傾リクライニング機能が搭載されています。前傾リクライニングは、PC作業や筆記作業の時にとる「前かがみの姿勢」をサポート。体にかかる負担を減らし、疲労軽減の効果が期待できます。
デザインもセイルチェアの人気に貢献。橋にインスピレーションを受けた優美なデザインは、オフィスだけでなくご自宅にもおすすめです。
6.ヘッドレスト

背もたれに寄りかかった時、頭部を支えてくれるヘッドレスト。首への負担を軽くし、肩こりの原因を軽減します。一般的に前傾姿勢で作業をする方よりも、後傾姿勢で作業をすることが多い方に人気があります。
オカムラ Contessa Seconda(コンテッサ セコンダ)のヘッドレストは「大型固定タイプ」と「小型可動タイプ」の2種類から選べます。ヘッドレストの有無だけではなく、形状まで選べるチェアは珍しいです。

大型固定タイプは位置調整こそできませんが、安定性に優れ、頭をしっかりとサポートしてくれます。小型可動タイプのヘッドレストは、大型のタイプに比べサポート感は一歩およびませんが、座る方の身長に合わせて高さを調整できます。とくに身長が高めの方におすすめです。それぞれに異なる特徴があるので、使用する環境や身長に合わせてヘッドレストを選んでみてくださいね。
7.スタッフのおすすめ機能(スマートオペレーション)

オフィスチェアの珍しい機能として、手元でリクライニングとシートの高さが調整できる「スマートオペレーション システム」はいかがでしょうか?通常、座面の下についているレバーをアームレストの先端に取りつけることで、体をかがめずに簡単に操作できます。
先に紹介したコンテッサセコンダと同じく、スマートオペレーション機能が搭載されたSabrina Smart Operation(サブリナ スマートオペレーション)。タスクチェアとしてバランスのとれた、コストパフォーマンスの高いチェアです。なめらかなフレーム構造が生み出す、しなやかでしっかりとした座り心地は、長時間のデスクワークにもおすすめです。
さいごに
今回は、デスクワークをサポートしてくれるおすすめチェアを、機能別に7つご紹介しました。数多く販売されているチェアの中から、自分にピッタリの椅子を見つけるのは難しいですよね。改善したいお悩みから、チェアを選ぶのもおすすめです。ぜひチェア選びの参考にしてくださいね。
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