テレワークにおすすめの場所11選!リモートワークできる場所がなくて悩んでいる方へ
2023.05.19 公開

テレワークは気楽に働ける反面、集中しにくく、会社と同じパフォーマンスを発揮できないと悩む方がいます。とくに場所選びが課題で、生産性を発揮しつつコストもかからない環境を見つけるのは、簡単ではありません。
今回はテレワークの場所選びのポイントやおすすめのスポット、便利なデスクを紹介します。本記事を読めば、自分にとって集中できる環境が分かるほか、作業に適したオフィス家具の種類や調達方法も見つかるでしょう。
テレワークの場所を選ぶときのポイント

テレワークの場所選びで重視したいのは「自分にとって作業しやすい環境か」「どのくらいのコストがかかるか」「セキュリティは問題ないか」の3つです。
自分にとって作業しやすい環境か
生産性を上げるには、自分の性格や作業内容を踏まえて環境を選ぶ必要があります。たとえば、一切の物音が聞こえない静かな場所での作業を好む人もいれば、多少の雑音があった方が作業しやすいと感じる人もいます。
集中してひとりで取り組むのに適した業務や、アイデアを求めて周囲と話し合いながら進めるタスクなど、内容によっても作業しやすい環境は変わってくるでしょう。
集中できるシチュエーションは個人ごとに異なるので、まずは自分にとって心地よい空間を見つけることが大切です。
どのくらいのコストがかかるか
継続してリモートワークを続けられるか考える際には、コストも場所選びの重要な判断基準です。いくら作業しやすい環境でも、毎日ビジネスホテルの一室を利用していては家計が苦しくなるでしょう。
自分の生活を考えて、どの程度の金額までなら場所代として許容できるか把握することが大切です。一切の費用もかけたくないなら、自宅や自家用車、図書館などが有力な選択肢です。
1回数百円程度で利用できるカフェや、時間貸しのコワーキングスペースも費用を抑えたい人にとって魅力的な場所です。
セキュリティは問題ないか
社外秘の重要な文書を作成する場合、情報漏洩の心配はないか考える必要があります。カフェのような人が行き交う空間では後ろから覗き見られたり、パソコンを盗まれたりする危険があります。
また、オンラインミーティング時にも注意が必要です。第三者に業務のことが筒抜けになり、機密情報や顧客の情報が外部に漏れてしまいかねません。個室なら上記の心配はありませんが、Wi-Fi環境のセキュリティが脆弱だと通信傍受のおそれがあります。
テレワークにおすすめの場所11選

おすすめのテレワーク場所について、メリットとデメリットを解説します。
自宅
慣れ親しんだ自宅は、最も気軽にテレワークを行える場所です。何より、移動時間や費用がかからないのは、在宅作業の素晴らしいメリットです。
すでに趣味や仕事関連でPCや関連機器が豊富にあるなら、テレワークの場所として有力な選択肢になるでしょう。家事や育児との同時並行も可能で、とくに日々忙しい主婦の方に適しています。
ただし、運動不足に陥りやすい点には注意が必要です。定期的に筋トレやスクワット、ジョギングなどの運動習慣を取り入れることが、継続の大きなポイントです。
仕事とプライベートの境目が曖昧になり、オンとオフの切り替えに苦労される方もいます。「働き詰めになる」「集中力が続かない」などの問題を起こさないために、休憩時間を確保する工夫が必要です。
レンタルスペース
レンタルスペースは、契約した期間内なら、個人が貸切で利用できるスペースです。事前予約が必要ですが、関係者以外は部屋に入れないため、セキュリティを確保しやすいのがメリットです。
1〜2時間なら数百円程度で使える場所もあり、自宅での作業に飽きてしまい気分転換したい人におすすめです。自分の部屋と同様、室温やBGMを自由に設定できるため、心地よい空間を創出できます。
施設によって広さや使用できる物品、部屋の雰囲気に差があるので、レビューやサイトに掲載された写真などをくまなくチェックしておきましょう。
施設ごとに定められたルールを遵守することも大切です。「喫煙不可」や「掃除必須」など、気持ちよく利用するためにオーナーが条件を設けている場合があります。
サテライトオフィス
サテライトオフィスとは、企業が本社と離れた場所に設置した小型のオフィスです。リモートワークの一種といえ、会社に出社する形を取るため、在宅と比較してオンとオフを切り替えやすいのが魅力です。
通信環境やセキュリティ面も通常のオフィスと同レベルの水準が備わっている場合が多く、安心して仕事ができます。ただし、所属する会社がサテライトオフィスを提供していることが前提条件であり、会社次第では利用できません。
それでも、地方の優秀な人材の確保や事業展開の必要性から、設置を検討する企業は増えています。今後は、サテライトオフィスによるリモートワークが主要な形態のひとつになる可能性もあります。
コワーキングスペース
コワーキングスペースは、複数人が一緒に仕事をする空間です。月額制やドロップイン、フリーアドレス、個室の貸切などプランが豊富です。目的に合った施設を利用することで、理想のリモートワークを実現させるのも夢ではありません。
コワーキングスペースならではの特徴は、異業種含め、さまざまな人が集うことです。コミュニケーションを交わすことによるリモートワーク特有の孤独感の解消や、ビジネスチャンスを創出する期待も持てます。
常に話し声がある環境なので、静かな場所を好む人は合わないと感じるかもしれません。不特定多数の人がいるため、情報漏洩の危険がつきまとうことにも注意が必要です。
カフェ
カフェは気の向くまま、好きなときに利用できるのがメリットです。気分転換はもちろん、食事やコーヒーも一緒に楽しめます。
安価で利用でき、リモートワークでの利用料金は場所代として経費に参入できるので、経済的な負担を抑えられるのも魅力です。一方でセキュリティ面は非常に弱いので、社外秘の重要な情報を扱うほか、PCを放置してその場を離れるのは避けましょう。
またカフェは気軽に利用できる反面、長時間の利用には向いていません。混雑のときにドリンク1杯で滞在すると、お店や他利用者との間でトラブルが生じるおそれがあります。トラブルは企業イメージの失墜にもつながりかねません。カフェでのリモートワークを検討する際は、十分注意しましょう。
ビジネスホテル
ビジネスホテルを利用すれば、静かで快適な空間のなかで業務に集中できます。高層階からの絶景の眺めを味わいながら、仕事をすることも可能でしょう。大浴場や温泉、ドリンクサービスなど、ホテルならではの設備・サービスを利用してリフレッシュできるのも魅力です。
しかし利用料金は高い傾向があるほか、心地のよさからかえって集中力が持続しないという声もちらほら聞かれます。またベッドで寝転んでしまいやすいので、誘惑に弱い人はベッドなしの部屋を選ぶのがおすすめです。
ビジネスホテルは本来、仕事が目的の施設ではないため、デスクや椅子が作業に適していない場合があります。椅子のクッション性やフリースペースの広さ、プリンタの有無などオフィス機器の充実度を含め、自分に必要な機能があるか見極めましょう。
図書館
PCの持ち込みや作業が認められている図書館なら、格安でリモートワークが可能です。館内の本も閲覧できるので、調べ物をしながら作業したいときに最適だといえます。
ただし静かに過ごすべき図書館では、オンラインミーティングのような会話を伴う業務には使用できません。また、話さなくてもPCの打鍵音が大きいだけで、他利用者の迷惑になるおそれがあります。
図書館のフリーWi-Fiは電波が弱い傾向があり、業務で支障を来たすケースが少なくありません。ポケットWi-Fiを持っているなら、持参をおすすめします。
館内での飲食はNGの場合が多く、リモートワークには制約が多い場所であるのも事実です。事前に、使用検討している図書館の情報を収集したうえで利用しましょう。
スーパー銭湯
リモートワークの需要が高まった昨今、コワーキングスペースを備えるスーパー銭湯も登場しています。仕事で疲れたら、その場で温泉に入ってリフレッシュするという、夢のような働き方ができるのです。
オールナイト営業中の施設もあり、時間帯に捉われずに使えるのも強みです。長時間での利用も可能で、時間単位に換算するとリーズナブルに楽しめます。デメリットは、温泉の誘惑に負け、作業が思うように進まない可能性があることです。
また、スーパー温泉は遊ぶのが目的の施設なので、リモートワークの設備が充実していないおそれがあります。個室の有無やWi-Fi環境など、ワークスペースとしての機能を事前に確認しましょう。
自家用車
自家用車の中はまごうことなき完全な密室なので、物音が一切ない環境で作業したい人にはおすすめです。仕事に飽きたらドライブしたり、ラジオを聞いたりして気分転換もできます。
家族がいると自宅でも作業に集中できない場合があるので、生活音からすぐ逃れたいときに適しています。ただし、ポケットWi-Fiや電源など、作業に必要な設備を自分で用意する手間がかかるのが痛いところです。
また、温度調整がしにくく、夏場や冬場に長時間滞在するのにも向いていません。カーテンやサンシェードなど、工夫して心地よい作業空間を創出する必要があります。
ウィークリーマンション
ウィークリーマンションは、1週間程度から利用できる賃貸契約に対応した物件です。設備面や利用環境はマンスリーマンションと同様で、中期的にリモートワークに適した環境が手に入ります。
ウィークリーマンションのイメージに近いのは、長期出張でビジネスホテルを利用するケースです。ただし、退去時に清掃費用が取られる点には注意してください。
賃貸契約とはいえ、保証人や敷金、礼金を必要としないため、初期費用を抑えられます。ウィークリーマンションは、数日間だけひとりで集中できる環境が欲しいときや、サテライトオフィスを設けていない会社で地方出張に行くときと相性がよいでしょう。
マンスリーマンション
中長期的に自由に使える作業環境を確保したいなら、マンスリーマンションの契約もおすすめです。快適な空間を自宅と同じように使えるのが魅力です。
ホテルの大浴場や景観のよい風景などは、リフレッシュに適していますが、毎日の利用を考えるとコストの負担が大きくなります。マンスリーマンションはホテルと比べると、施設の充実度は劣りますが、風呂やキッチンを自由に利用できます。
ペットと一緒に入居可、オートロック機能付き、インターネット対応物件など、こだわりポイントに応じた物件を選べるのも強みです。
自由度が高い反面、カフェやコワーキングスペースなどと比べると、高額の費用が必要です。最低契約期間内の解約では違約金がともなうため、本当に1か月借りるべきか、ウィークリーマンションとの比較検討を行うのもポイントです。
テレワークにあると便利なデスク
テレワークの集中力を高めてくれるアイテムは、スタンディングデスクと折りたたみデスクです。両者の特徴について解説します。
スタンディングデスク

長時間座りっぱなしになりやすいリモートワークでは、スタンディングデスクの導入が適しています。立ち作業を取り入れると作業にメリハリが生まれるだけでなく、血行が改善して、集中力もアップするでしょう。
アメリカ国立生物工学情報センターは、スタンディングデスクの導入によって、従業員のメンタルと身体に大幅な改善効果があったという研究結果を報告しています。
デスクを重ねるタイプと、デスク自体が昇降するタイプがあるので、作業内容に合わせて利用しやすい製品を選びましょう。
折りたたみデスク
同じ場所で作業を続けると集中力が続かないという人には、折りたたみデスクがおすすめです。部屋を移動して作業を継続できるので、外出せずにメリハリをつけることが可能です。
サテライトオフィスで、適宜打ち合わせしながら仕事を進めたいときにも便利です。簡単に折りたためて場所を取らないので、自宅やマンスリーマンション・ウィークリーマンションのように、生活空間と仕事をする場所が一緒の環境でも便利です。
まとめ
集中できる場所選びは、リモートワークで働く人の重要な問題です。費用面やセキュリティ面も考えつつ、快適な作業環境を得るのは簡単なことではありません。
最適な環境は、本人の性格や作業内容にも左右されるので、各々の施設の特徴を把握しつつ、状況に応じて場所を変えるのがおすすめです。
理想的なリモートワークの環境を実現したいなら、オフィス家具にもこだわるのがポイントです。Kagg.jpでは、さまざまなメーカーやシリーズのスタンディングデスクを提供しています。組み立て・設置サービスもあるので、どんな方でもきっと理想のデスクが手に入るでしょう。